新聞記者が暴徒に襲われる、「選挙陣営から警告電話を受けていた」―台湾

Record China    2012年1月20日(金) 7時10分

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18日、台湾で新聞記者が暴徒に襲われ、重傷を負う事件が発生した。この記者は立法院委員(国会議員に相当)の選挙に関する記事をめぐり、選挙陣営の1つから「立場が偏り過ぎだ」と警告の電話を受けていたという。写真は14日の総統選で再選を果たした馬総統。

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2012年1月18日、台湾で新聞記者が暴徒に襲われ、重傷を負う事件が発生した。この記者は立法院委員(国会議員に相当)の選挙に関する記事をめぐり、選挙陣営の1つから「立場が偏り過ぎだ」と警告の電話を受けていたという。台湾NOWnewsの報道として中国新聞網が19日付で伝えた。

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被害にあったのは台湾時報の記者、江文[先先](ジアン・ウェンシェン)さん(56)。高雄市旗山区、美農区一帯で約20年、記者活動をしている。台湾総統選(14日投開票)と同時に行われた立法院委員選の4日後にあたる18日晩、自宅にいたところを突然、覆面をした4人の暴徒に襲われた。

屋外に連れ出された江さんはバットで執拗に殴打され、そのまま気を失った。自宅は辺ぴな山の中腹にあるため、付近に民家などはなく、助けを求める声は誰にも届かなかったようだ。結局、江さんは意識を取り戻した後、携帯電話で友人に連絡、ようやく救急車で近くの病院に運ばれた。

幸い頭部にけがはなく、命に別状はないが、両手指と左足が骨折していた。江さんは襲われた原因について、「立法院委員選に関する記事をめぐり、選挙陣営の1つから『立場が偏り過ぎだ』と警告の電話を受けていた。まさか選挙終了から4日後に襲われるなんて」と話している。

江さんの担当地域から立候補したのは再選を果たした馬英九(マー・インジウ)総統率いる与党・国民党と野党・民進党の候補者のみ。両候補とも「早く犯人を捕まえてほしい」と警察に訴えた。なお、江さんがどちらの陣営から警告を受けていたのかについては明らかにされていない。(翻訳・編集/NN)

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