Record China 2012年1月16日(月) 14時36分
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14日、台湾の馬英九総統が次期総統に再選した。親中路線を推進する馬総統再任のニュースは対岸の中国でも当然、大きな注目を受けた。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトにも多数の投稿が寄せられている。
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2012年1月14日、台湾の馬英九総統が次期総統に再選された。今年5月20日より、新たな4年の任期を迎えることになる。親中路線を推進する馬総統再任のニュースは対岸の中国でも当然、大きな注目を受けた。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトにも多数の投稿が寄せられている。
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「馬総統が再任を果たし、雨の中で就任演説を行った。彼の背後に立つ者は誰も傘を差しておらず、また、彼に傘を差しかける者もいなかった」―こんな熱っぽいコメントも散見された。自国のリーダーと比較し、馬英九政権の清廉さや台湾の民主政治に羨望を寄せる声が目立っている。以下、代表的なコメント。
「馬総統再選おめでとうございます!同じ中華民族として台湾の民主制度を心より称賛し、また、我が国の民主化を大いに期待します」
「どうしてかわからないけれど、馬総統にはいつも心動かされる」
「馬総統のような人材がたくさんいれば、中国にも希望があるのに」
「馬総統が就任を決めてから、多くが企業経営陣などを務めていた彼の一族は、その職位を去ったという。これは、馬総統が清廉な政治を貫く決意を示したものだ。こうした気風は、馬総統がそうせざるを得ないほどに、台湾の民衆の力によって推し進められたものでもある。どうしてこうも、中国と正反対なのだろうか?」
馬総統の勝因を分析するコメントには以下のようなものがある。
「中国と良好な関係を築いている者が再選するのは当然。馬英九は聡明だ…親中路線で民衆の支持を得たのだから」
「中国で事業を興している“台湾商人”や中国への輸出で潤っている果物農家など、中国からの経済的恩恵にあやかっている層が馬英九に投票したのだろう」
「勝因1、『92年合意』が『台湾コンセンサス』を凌駕した。勝因2、『経済発展』が『再鎖国』を凌駕した。勝因3、『清廉』が『汚職』を凌駕した」
(編集部注1:「92年合意」は“中台がひとつの中国である”とする見解から、対中関係改善を進める馬総統の政策方針。対する「台湾コンセンサス」は、今回の対抗馬だった民進党の蔡英文氏がそれに代わる政策として打ち出したもの)
(編集部注2:「経済発展」は馬政権が推進する経済面での親中路線を指す。「再鎖国」は、台湾独立寄りの民進党の方向性を指す)
(編集部注3:「清廉」は上記のように馬政権を指している。一方、馬政権成立前の民進党・陳水扁政権は一族ぐるみの汚職事件で政権を下りることとなった)
また、馬英九夫人の“内助の功”に注目するコメントも目立った。中国ではファーストレディが表に出る場面はほとんど見られないため、こうした点も注目を集めたようだ。
「馬総統の再選に際し、その夫人に関する情報が眼についた。この夫妻は、互いの性格の違いが互いを補完している、とてもよい関係なんだ。馬総統は温和で夫人はさばさばしている、馬総統は物腰柔らかで夫人は辣腕、馬総統は情感豊かで夫人は理性的、馬総統は政治に専念し、夫人は財テクに力を発揮。2人に共通しているのは、清廉で質素で庶民的なところだ」。(翻訳・編集/愛玉)
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