人民網日本語版 2018年3月7日(水) 8時50分
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C919と言えば、「国産化」が注目のワードだ。C919はメインエンジンなどの部品をすべて輸入しており、輸入したこれらの製品を組み立てただけで、技術力など含まれていないと疑う声が常に挙がっている。
大型ドキュメンタリー「AMAZING CHINA」が2日、中国全土の映画館で上映された。国産大型旅客機C919など「大国の重器」が映画に登場し、中国の国力を示した。科技日報が伝えた。
しかし実際は、30年以上もの間、大型旅客機の開発を行ってこなかった中国人にとって、C919の設計・生産・製造・目標達成の過程には、多くの革新と課題に満ちていた。ましてや現在のC919の国産化率は6割ちかくに達しており、プロジェクト開始当時の10%の基準をはるかに上回っているのだからなおさらだ。
現在までC919に動力を提供しているのは、米国製のLEAP−1Cエンジン。しかし西側諸国が中国に対して実施している輸出禁止政策の関係で、西側諸国のエンジンを搭載するC919は軍事目的に使用することができない。そのため中国民間航空産業の発展、さらには軍事面の需要から見ても、国産エンジンの設計・開発は必然的な選択肢となっている。
初の中国製大型旅客機用エンジンCJ−1000Aの技術実証機CJ−1000AXが昨年末、上海市で組み立てられた。また、同エンジンの中心部は、設計上の指標を100%満たし安定した運転を実現している。これは中国初の民間用高バイパス比ターボファンエンジン全体の検証プラットフォームが構築されたことを意味し、今後の開発作業の基礎を固めることになる。同エンジンは今後、高密度・高強度実験を行う。近い将来、C919に搭載される見通しだ。
国産「心臓」の技術の進展により、中国は航空エンジン重要部品の「設計できるが実用化できない」という苦境から完全に脱した。CJ−1000Aの推力は13トンに達し、燃費は世界トップクラスの米LEAPエンジンとほぼ一致するという。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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