2012年1月9日、環球時報によると、中国の駐英国大使館は8日、英大衆紙『ザ・サン』に作家のクラークソン氏が寄せたコラムが中国人を侮辱するものであるとして、強烈な不満と断固たる抗議を表明した。

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クラークソン氏は7日、『ザ・サン』紙に五輪のシンクロナイズドスイミングのチケットについて評論するコラムを発表し、シンクロと2004年に発生した中国人不法就労者が海難事故で死亡したことを結びつけ、「シンクロは帽子をかぶった中国人女性が水中で逆立ちしているにすぎない。モーカム湾に行けば無料で見物できる」とコメントしていた。

この発言に対し、中国大使館のスポークスマンは、「クラークソン氏の侮辱発言と、最低限の道徳、メディアとしての責任感に欠けるコラムを掲載した『ザ・サン』紙に対して強烈な不満と断固たる抗議を表明する」とコメントし、紙面に大使館スポークスマンの見解を掲載し、発言を訂正するよう求めた。

2004年2月、イギリスランカシャー州のモーカム湾で貝を拾っていた中国人不法就労者23名が、高波にのまれて死亡する事故が起こっていた。（翻訳・編集/岡本悠馬）