新興国は「中国経済路線」を選ぶ可能性も=日本や欧米とは違う道を歩む?―米メディア

Record China    2012年1月8日(日) 5時46分

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3日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国などの急速な経済成長を続ける新興国が経済危機に瀕した際、どのように経済戦略を調整していくのかについて3つの説を予測した。写真は河南省、新年を祝う飾りつけ。

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2012年1月3日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は、中国などの急速な経済成長を続ける新興国が経済危機に瀕した際、どのように経済戦略を調整していくのかについて3つの説を予測した。欧米や日本と違う道を歩むなら、現在が鍵だという。6日付で環球時報が伝えた。

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最初に、中国経済の強い成長や政府・市場の力をミックスさせるところからインスピレーションを得て新興市場が新しい路線を歩む説。世界銀行チーフエコノミストの林毅夫(リン・イーフー)氏によれば、先進国が直面したチャンスや挑戦と、発展途上国のそれとは違うという。中国、インドやその他巨大な労働力人口を有する国は他国とは異なる経済戦略を求めなければならず、このモデルは主に投資によって経済成長を牽引し、大きな支出を促すと同時に輸出に依存し、就職口を提供するというもの。

次に、西側の資本主義発展方式を全否定するのではなく、この方式をより良く運営していくという説だ。例えば方法を見つければ、西側資本主義発展方式の過度な金融化傾向を抑制でき、同時にこの方式下にある市場効率を留めておくことができるだろう。

3点目は意識形態の影響を受けず、結果のみを重視すれば、世界各国の経験を参考にできるという説だ。実用主義モデルを行うという点で世界銀行のロバート・ゼーリック総裁の観点と一致している。日本、韓国で有効だったモデルを直接採用し、併せて東南アジア諸国や中国が参考にしたモデルとも比較し、探索する過程そのものがさらに重要になる。(翻訳・編集/中原)

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