金融機関のない町村1696に減少―中国

Record China    2012年1月6日(金) 16時8分

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5日、中国で金融機関のない町村が1696カ所に減少したことが分かった。資料写真。

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2012年1月5日、新華ネットの報道によると、2010年までに全国のすべての郷鎮(=町村)に基礎金融サービスを提供する問題を解決した中国は2011年までに金融機関のない616の郷鎮に金融機関を設置した。2011年末までに金融機関のない郷鎮は1696に減っており、金融機関のない郷鎮をなくす事業は大きな成果を収めている。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が4日明らかにした。

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銀監会は2009年10月、金融機関のない全国のすべての郷鎮に基礎金融サービスを提供する事業を始め、2012年末までに金融機関のない郷鎮の金融サービス問題を全面的に解決するという方針を打ち出した。

2011年末までに、金融機関のない全国の郷鎮は事業がスタートした2009年の2945から1696に減少し、すべての郷鎮に金融機関を設置し、すべての郷鎮に基礎金融サービスを提供している一級行政区(計画単列都市=政令指定都市に相当=を含む)は9から24に増加した。

銀監会の責任者によると、金融機関のない郷鎮のほとんどは辺境にあり、交通が不便で、人口が少なく、経済の発展が遅れている。

この責任者は次のように述べた。金融機関のないすべての郷鎮に基礎金融サービスを提供できるようになったこと、金融機関のない郷鎮の数が減ったことは、農村の金融サービスの均等化をはかるために中国が推進している事業が大きな成果を収めたことを示すものだ。銀監会は今後も、農村の金融サービスを充実させ、まだ金融機関のない少数の郷鎮に対する多様な簡易サービスを合理化し、すでに金融機関が設置された郷鎮に対するサービスを改善するよう銀行業金融機関を指導していく。(編集/内山)

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