Record China 2018年3月1日(木) 5時20分
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28日、韓国メディアによると、韓国の大学でこのほど、「親日行為」が明らかになった創立者の銅像の撤去問題をめぐる議論が再び活発化している。写真は高麗大学。
2018年2月28日、韓国・イーデイリーによると、韓国の大学でこのほど、「親日行為」が明らかになった創立者の銅像の撤去問題をめぐる議論が再び活発化している。
韓国政府は今月13日、高麗大学の創立者である仁村・金性洙(キム・ソンス)の叙勲を剥奪すると発表した。これを受け、同大学の学生らはキャンパス内にある金性洙銅像の撤去を求めているという。同大学の総学生会は15日に発表した声明で「民族を捨て、戦争という残酷な行為に同調した罪はいかなる業績を持ってしても消せない。金性洙銅像を撤去、また学内の仁村記念館の名称も変更して仁村・金性洙の残滓(ざんし)を清算すべき」と主張した。同会会長も「新入生が入学する3月から、学校に対して本格的に金性洙の残滓を清算するよう求める予定」との考えを明らかにした。さらに、同様の問題を抱えた他の大学との連携も検討しているという。
同大学では、5月に一般大学院の総学生会が金性洙銅像に撤去を求める貼り紙をした上、7月にも学部と大学院の総学生会が記者会見を開いて金性洙銅像の撤去を求めていた。
さらに、梨花女子大学の学生らも、新学期が始まると同時に初代総長の金活蘭(キム・ファルラン)の銅像に「親日行為」を知らせるための立て札を立てる方針だという。学生らは昨年11月にも、金活蘭の親日行為の内容が書かれた「梨花は親日派の金活蘭の銅像が恥ずかしい」と題する立て札を金活蘭銅像の前に設置していた。しかし、大学側はその2週間後に同立て札を撤去。学生らとの間に対立が生じていた。
こうした動きに対し、大学側は難色を示しているという。高麗大学関係者は「学生らが本格的に撤去を要求してきたら校内で議論するつもりだが、今のところ応じる考えはない」と述べた。梨花女子大学関係者も「他の学校の銅像と違い、金活蘭銅像には『初代総長の金活蘭博士像』との説明しか書かれていないため、撤去する理由がない」との立場を示している。
これについて、専門家らは「学校側が学生らの問題提起を無視すれば対立は深まる一方」と指摘し、「公論化して解決する方法を用意するしかない」と口をそろえているという。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「かっこいい。韓国は国を裏切った人に寛大な国だが、今からでも変えていくべき」「正しい学生運動が行われてこそ国が発展する。韓国の学生らが誇らしい」「学生らはよくやっている。当然のことがなぜいまだに行われていないのか」「すぐに撤去すべき。少なくとも親日行為を知らせる案内文は必要だ」など、学生らへの応援メッセージが寄せられている。そのほか、「国会にも学校にも親日派があふれている状況だ。親日派清算は簡単なことじゃない」と厳しい現実を指摘する声も見られた。
一方で「嫌なら違う大学に行くべきだった」「いくら親日でも創立者でしょ?撤去する必要はないのでは?」などの反対意見も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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