10年間で農村小学校数が半減=小規模校を敬遠する傾向が鮮明に―中国

Record China    2012年1月4日(水) 15時12分

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12月30日、第11期全国人民代表大会常務委員会第24回会議が開催された。席上、中国教育部の袁貴仁部長は、過去10年で中国の小学校数が半減したと明かした。写真は南京市。農村の小学校。

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2011年12月30日、第11期全国人民代表大会常務委員会第24回会議が開催された。席上、中国教育部の袁貴仁(ユエン・グイレン)部長は、過去10年で中国の小学校数が半減したと明かした。中国網が伝えた。

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農村の義務教育年齢期(6〜14歳)の子どもは2000年の2億500万人から10年には1億5800万人と減少した。都市の学校に通う出稼ぎ農民の子どもも10年時点で1200万人に達し、戸籍統計以上に農村の生徒数は減っているという。

また、規模が小さく教師のレベルも低い学校に通わせたくないと考える親が増えたことから、農村の学校は減少が続いているという。農村の小学校数は00年には55万校を数えたが、10年には26万校と半減した。

学校のレベル向上そのものは歓迎すべき事態だが、通える範囲に学校がなかったり、小学校から寮に住まなければならなくなったりと新たな問題も浮上している。先日、9人乗りの車に64人を詰め込んでいた幼稚園送迎車の交通事故が問題となったが、小学校のスクールバスも整備が遅れている。(翻訳・編集/KT)

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