米大学が金持ち中国人留学生の招聘強化、地元育ちアジア系学生とばっちり―米メディア

Record China    2012年1月1日(日) 12時21分

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29日、経営難に苦しむ米カリフォルニア州の大学が裕福な中国人留学生を大量に合格させ、地元のアジア人学生がはじき出される事態が発生している。写真は上海で行われた留学フェア。

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2011年12月29日、ブルームバーグによると、経営難に苦しむ米カリフォルニア州の大学が学費の高い留学生、特に中国人留学生を大量に合格させ、地元のアジア系米国人学生がはじき出される事態が発生している。留学生の学費は一般学生の約2倍。あからさまな“金目当て”のやり方に疑問の声も出ている。環球時報(電子版)が伝えた。

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中国人留学生の招聘(しょうへい)を強化しているのは、カリフォルニア大学など複数の大学。カリフォルニア大サンディエゴ校は09年、現地学生の募集枠500人を他地域の米国人学生と留学生の枠に振り替えた。年間の学費は現地学生が1万3000ドル(約100万円)なのに対し、非現地学生は2万3000ドル(約177万円)と高額。大学が狙うのは急速な経済成長で豊かになった中国からの留学生だ。

これによりとばっちりを受けているのは、米国育ちのアジア系学生。高校では優秀な成績を収めた韓国系受験生の1人は、絶対に受かると思っていたカリフォルニア大学に落ちてしまったという。米国へは昨年から今年にかけ約5万7000人の外国人が留学。うち5分の1は中国人で、前年に比べて43%増加したという。(翻訳・編集/AA)

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