中朝国境貿易、金総書記死去でストップ=喪が明ければ再開か―米メディア

Record China    2011年12月30日(金) 14時25分

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29日、金正日総書記の死去を受け、北朝鮮と中国の国境貿易が中断している。国境周辺での観光活動も止まっているが「喪が明ければすぐに復活する」との見方が強い。写真は21日、中国側国境の町・遼寧省丹東市。

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2011年12月29日、米ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去を受け「中国との国境貿易が中断している」と伝えた。国境周辺での観光活動も止まっているが、現地では「喪が明ければすぐに復活する」との見方が強い。

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金総書記の死去により、中朝貿易はほぼ中断状態となった。現地で農機具を取り扱う中国側の業者は「北朝鮮との取引はここ数日ストップしている」と話す。また、中国側国境の町・遼寧省丹東市の物流拠点従業員は「国境を通るトラックは半分に減った」と語る。丹東は国境貿易の拠点で、新年前後の繁忙期を迎えており、中断が続けば損失は膨大なものになるという。同従業員は「日用品や家電、果物などが出荷を待っている。倉庫代もかかる」とこぼす。

貿易関係者以外に、国境観光ビジネス関係者も打撃を受けている。金総書記の死去後、北朝鮮側の多くの地域が外国人観光客の受け入れを停止。平譲の高級ホテルもイベントを中止し、カジノも営業をやめている。北朝鮮の朝鮮国際旅行社の関係者は「服喪期間中は一切の娯楽活動、ダンスや歌も禁止されている」と話す。

しかし、中国との国境貿易は北朝鮮経済の生命線。中国メディアは「29日、中国側からトラックが何台も国境を越え、北朝鮮に入って行った」と報道。現地では「国境貿易は間もなく再開される」との見方が大勢だ。(翻訳・編集/AA)

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