Record China 2018年3月30日(金) 5時50分
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韓国で連日発生している深刻なスモッグが市民生活に多大な悪影響を及ぼしている。これまで韓国では中国の責任を問う声が大きかったが、今回は様相が異なるという。写真は中国の大気汚染。
2018年3月28日、環球網によると、韓国で連日発生している深刻なスモッグが市民生活に多大な悪影響を及ぼしている。これまで韓国では中国の責任を問う声が大きかったが、今回は様相が異なるという。
27日のソウル市内の視界は数百メートル。仁川空港では8便が着陸できなかったり、遅延が発生したりした。空気品質は「非常に悪い」のレベルで、時間を追うごとに悪化。国立環境科学院によると、朝鮮半島周辺の気流が停滞したことに加え、海外から飛散したスモッグと国内の汚染物質が滞留し、汚染濃度が悪化し続けたことが原因だという。
韓国紙・世界日報は政府の対応の遅さを批判する記事を掲載した。政府はスモッグ発生から3日たってようやく対策を講じたが、「完全に手遅れだ」と非難。車両の通行制限を行ったが、どれだけ効果があるのかも不明だという。
韓国紙・中央日報は、これまで中国に汚染物質の排出を抑制するように求めるべきだとの主張が少なくなかったが、韓国の専門家から「まずは韓国国内の汚染源を特定すべきではないか」との声が上がるようになっていると伝えた。
韓国のネットメディア・Pressianは、「スモッグとの戦いは韓国社会が直面する重大な課題だ」と指摘し、「いつまで中国のせいにし続けるのか」と伝えた。「スモッグが悪化するたびに韓国政府がとる態度のだらしなさを批判。基本的な統計資料すら提出できず、中国のせいにし続けているうちは問題を永遠に解決できない」と強く非難している。(翻訳・編集/岡田)
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