Record China 2018年7月24日(火) 22時20分
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24日、韓国・東亜日報によると、韓国を訪れる外国人観光客が増加している一方で、旅行に対する満足度は低下している。写真はソウル。
2018年7月24日、韓国・東亜日報によると、韓国を訪れる外国人観光客が増加している一方で、旅行に対する満足度は低下している。
韓国の文化体育観光部と韓国観光公社によると、今年上半期の外国人観光客数は722万人で、前年同期比6.9%増加した。また中国を除いた国からの観光客は、前年同期比12.2%増の505万人で過去最高となった。特に増加したのは日本からの観光客で、前年同期比18.0%増の131万人を記録したという。同部はその理由について「南北関係の改善」と「K―POPなど新韓流ブーム」を挙げている。
しかし記事は「表面的な数字の増加だけを見て安心してはいけない」とし、「昨年は朝鮮半島の情勢悪化などで訪韓観光市場が冷え込んでいたため、今年上半期に回復するのは当然のこと」と説明している。
また「韓国のインバウンド観光が抱える最大の問題である中国人観光客の減少については、まだ解決策を見つけられていない」と指摘。今年上半期の訪韓中国人観光客の数は約217万人で、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備の影響を最も受けた前年同期と比べても3.7%減少したという。
さらに「実質的な観光収益も減っている」という。外国人観光客1万3841人の1人当たりの支出額は、2016年は約183万4000ウォン(約18万円)だったが、昨年は約167万3000ウォン(約16万円)に減少した。これについて、同部は「支出の多い中国人が減り、支出の少ない日本人が増えたため」と説明したそうだが、記事は「支出が多いと言われてきた中東の観光客の1人当たりの支出額も減っている」と指摘した。
最後に記事は「最大の問題」として「韓国の観光市場に対する満足度が年々低下している」点を挙げている。韓国観光に対する全般的な満足度は、16年第1四半期(1~3月)は90.5%だったが、17年第1四半期は94.8%、今年第1四半期は93.7%と減少傾向を見せている。
この報道を見た韓国のネットユーザーからは、観光客の満足度が低下している原因について「韓国はソウルの明洞、弘大しか知られていない。まずは外国にある韓国の観光PRパンフレットを作り直すべき」「外国人観光客を見るとかわいそうと思う。観光名所が少な過ぎて…」「空気の質が悪いことが原因では?」などと予想する声が上がっている。
中でも「ぼったくり」を原因とみるユーザーが多く、「いくら親切な接客をしても、商品が高ければ意味がない。ぼったくり価格を見直して」「韓国人が日本によく行く理由は、ぼったくりがないから。元の値段が少々高くても許せる」「自国民も嫌気がさすほどのぼったくり価格。外国人が納得するわけない」などの声が見られた。
その他「日本と比較してみて。道や飲食店は不衛生だし、人も不親切。まずは道を掃除することから始めよう」との意見も寄せられた。(翻訳・編集/堂本)
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