動画サイトにあふれる海賊版、日本の漫画・アニメが深刻―中国

Record China    2011年12月25日(日) 10時42分

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23日、中国の動画共有サイト・優酷の動画にさまざまな深刻な海賊版問題が存在することが相次いで暴露され、特に人気のある日本の漫画・アニメ作品で海賊版問題が深刻なことが明らかにされた。写真は優酷。

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2011年12月23日、新華ネットの報道によると、中国の動画共有サイトの優酷と土豆網が海賊版データを利用しているとののしりあっているとの報道がメディアをにぎわしている。優酷の動画にさまざまな深刻な海賊版問題が存在することが相次いで暴露され、特に人気のある日本の漫画アニメ作品で海賊版問題が深刻なことが明らかにされた。中華工商時報が伝えた。

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ある業界関係者の話によると、優酷のような動画共有サイトで海賊版の問題が最も深刻なのは、日本の漫画・アニメの分野であり、こうした分野の動画はサイトの動画データ流量全体の約20%を占めるという。現在、捜狐、視頻度、奇芸が正規版データを扱う方針を堅持するほかは、各大手動画共有サイトのどこにも深刻な海賊版問題がみられる。優酷などのバーティカル動画サイトで人気を集めているのは、約1万本の日本の漫画・アニメ作品で、「ONE PIECE」、「NARUTO」、「BLEACH」、「となりのトトロ」などの作品は、いずれも版権を得ていない海賊版だ。一連の利用者制作コンテンツ型(UGC)のサイトには、日本の文化作品に対するより深刻な海賊版行為がみられるという。

これまでにわかっている範囲で、優酷の漫画・アニメチャンネルデータベースにある日本の漫画・アニメ作品で正規版のものは、「ドラえもん」、「スラムダンク」、「クレヨンしんちゃん」、「ちびまる子ちゃん」、「機動戦士ガンダムAGE」、「アニメ三銃士」、「キテレツ大百科」、「グリム名作劇場」、「鉄腕アトム」、「ウルトラマン」にとどまる。これ以外の人気作品はほとんどが海賊版だ。

日本のテレビドラマ、漫画、アニメなどの作品の海外での版権事務を取り扱う一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の北京センターの朱根全所長は20日、取材に応える中で、「今年に入ってから、土豆、捜狐、奇芸などの企業が一連の日本文化製品の版権を買い入れ、市場に流通する製品の正規版の割合が上昇した。同センターは国内の多くの動画サイトと専門的な交流ルートを有しており、版権保護の覚書に調印している。同センターが打ち出した版権保護の要求に対し、国内の動画サイトのほとんどが積極的に協力しており、削除通知を受け取った場合はすべて削除の対応措置を取っている」と述べた。

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