中国が“南京大虐殺”映画で世界にソフトパワーをアピール―英紙

Record China    2011年12月23日(金) 23時26分

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20日、中国のチャン・イーモウ監督は最新作「ザ・フラワーズ・オブ・ウォー」で、中国のソフトパワーを見せつけ、念願の米アカデミー賞の最優秀外国語映画賞を狙う。

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2011年12月20日、新華網によると、英紙ガーディアンのウェブサイト版は16日、このほど上映が開始した中国映画界の巨匠、チャン・イーモウ(張芸謀)監督の最新作「ザ・フラワーズ・オブ・ウォー(原題:金陵十三釵)」について、中国が「南京大虐殺をテーマにした超大作でソフトパワーを見せつけ、念願の米アカデミー賞の最優秀外国語映画賞を狙うつもりだ」と報じた。

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それによると、この映画は日中戦争下の1937年の南京が舞台。ハリウッド俳優のクリスチャン・ベールが扮(ふん)する宣教師が、侵攻する日本軍から中国人女学生らを救う物語。製作費6000万ポンド(約6億元、約74億円)を投じた超大作で、中国は米アカデミー賞の最優秀外国語映画賞獲得を狙う勢いだ。

しかし、「HERO」(02)、「LOVERS」(04)などで知られるチャン監督も、最近は初期作品ほどの高い評価と賞賛を受けていない。今回の新作も海外評論家の間からは「通俗的な商業作品と政治的プロパガンダ映画の混合体」と厳しい評価も。主演のベールは同作品を反日的とは捉えておらず、「人間そのものを描いた作品。人が危機に直面してどう反応し、どう堕落していくか。危機に際しても敬うべき行動を取る人間がいることを描いている」と話している。(翻訳・編集/AA)

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