Record China 2011年12月20日(火) 19時41分
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18日、中国各地で発生するスモッグは人為的に排出された汚染物質が主な原因であると中国の官制メディアが報じた。写真は6月、スモッグに覆われた江蘇省南京市。
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2011年12月18日、中国共産党機関紙・人民日報は、中国各地で発生するスモッグは人為的に排出された汚染物質が主な原因であると報じた。
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記事は、スモッグを引き起こしているのは大気中の有害な浮遊粒子状物質「PM10」や「PM2.5」で、それらの多くは人為的に排出されたものだと指摘。特にスモッグの濃度を高める元凶となっているのが、「PM10」より粒子が細かい粒径2.5マイクロメートル以下の「PM2.5」だとした。
環境科学博士の譚知還(タン・ジーホワン)氏によると、大気中の「PM2.5」は人為的な排出によるものがほとんどで、石炭や石油など化石燃料の燃焼、わらや薪などバイオマスの燃焼、ゴミの燃焼などによる「直接的な排出」のほか、二酸化硫黄や窒素酸化物、アンモニア、揮発性有機化合物などの汚染物質も大気中で「PM2.5」に変化すると指摘した。このほか、道路や工事現場、工場などから出る粉じんも人為的な排出に含まれるとした。
「PM2.5」は粒子が細かいため、肺の奥深くまで入りやすいことから健康への悪影響も大きいとされ、ぜんそくや気管支炎、肺がんの原因になると考えられている。(翻訳・編集/NN)
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