Record China 2011年12月16日(金) 8時35分
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12日、中国・浙江省台州市椒江港埠頭には日本や米国からの電子廃棄物があふれており、これらは同市の路橋区に運ばれるという。
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2011年12月12日、チャイナフォトプレスによると、中国・浙江省台州市椒江港埠頭には日本や米国からの電子廃棄物が溢れており、これらは同市の路橋区に運ばれるという。
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区内の金属再生加工利用所は、電子部品が一杯に積まれた人力車が出入りしており、実に賑やかであった。同所の一角には、10人ほどの作業員がハンマーや鉄の棒で電子廃棄物を分解していた。周囲には耳を震わすほどの騒音と、鼻をつくような異臭が立ち込めていた。
同所作業員の劉さんは、「欧米では電子廃棄物の処理コストが高い。ここまで運べば処理費用がかからないだけでなく、むしろ収入にもなる。だから今、海外からの電子廃棄物は増える一方だよ。我々の手にかかれば、お金にできるから」と話していた。
路橋区環境保護局の職員は、「こうした廃棄物の分解業は大量の廉価生産原料を提供し、かつて台州市や全国の製造業に大きく貢献していた。しかし環境汚染もまた重大で、人体に多大な影響を及ぼす。今や現地の人はみんな、この仕事をやりたがらない」という。
2011年以来、路橋区では環境整理チームが組織され、電子廃棄物汚染問題に対する調査と整理を行うという。全ての分解処理所は現在、チームの管理下に置かれている。今年9月までの時点で、同チームは区内804カ所の違法分解処理所を取り締まり、約67万平米の土地を整理してそこに処理所を集積した。今後も小規模な違法処理所の根絶向け全力を挙げる方針だ。(翻訳・編集/内山)
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