2011年度新語・流行語大賞は「控(抑制)」「傷不起(太刀打ち不可能)」に―中国

Record China    2011年12月15日(木) 20時58分

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14日、中国国家語言資源監視測定・研究センターは、2011年度の新語・流行語大賞を発表した。

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2011年12月14日、中国国家語言資源監視測定・研究センターは、2011年度の新語・流行語大賞を発表した。中国新聞社が伝えた。

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国内部門の新語は「控(コントロール、抑制の意)」「傷不起(太刀打ちできない)」が選ばれ、国際部門では「債」「欧州債務危機」がトップに。

「控」は、2010年度の新語「漲(膨張、上昇の意)」を受け、上昇したなら抑制が必要であるという、政府の努力と国民の期待が反映されている。

「傷不起(太刀打ちできない)」には、叫びに似た風刺的なブラックユーモアが込められている。また今回は、年度の新語・流行語と共に、中国メディアの新語・流行語TOP10も発表された。

2011年度の中国メディア流行語トップ10は、「中国共産党建党90周年」「“十二五”スタート(十二五=第12次5カ年計画/5年毎の国家中短期計画。2011〜2015年は第12回目の執行」「文化強国」「食品安全」「交会対接(宇宙船のドッキング)」「日本大地震」「欧州債務危機」「リビア情勢」「ジョブズ(米アップル社創設者のスティーブ・ジョブズ氏)」、「COP17(第17回気候変動枠組条約締約国会議。南アフリカ共和国のダーバンで開催)」。

中国メディア新語TOP10は、「傷不起」以外に以下。

「起雲剤(飲料や乳製品に使用される食品添加物。本来は合法だが、今年5月に台湾で違法製造のものが発覚、社会的影響が大きかった)」。

「虎母(タイガー・マザー。米イェール大学教授の中国系米国人女性エイミー・チュア氏の超スパルタ教育が欧米で物議を醸した)」。

「政務微博(政府公式マイクロブログ)」。

「北京精神(今年11月に北京市が発表した。愛国・創造・寛容・道徳を主とする北京魂)」。

「走転改(組織の末端を歩き、習わしを変え、体制を改めると銘うった活動を政府が精力的に行った)」。

「微電影(マイクロフィルム。短編、短期間・低予算制作の映画)」。

「加名税(不動産名義追加税。婚前に購入した住宅の名義を、結婚後に夫婦双方の名義とする場合にかかる税金。現在中国では住宅の名義を連名にする人が増えている)」。

「淘宝体(大手ショッピングサイト・淘宝(Taobao)で、出品者が商品説明文で使う独特の言い回し。フレンドリーでキュートな文体が話題となりインターネットで広がった)」。

「雲電視(クラウドコンピューティングを利用したテレビ)」。(翻訳・編集/内山)

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