北朝鮮はなぜわざわざ平昌五輪前に軍事パレードを実施したのか―米華字メディア

Record China    2018年2月8日(木) 22時40分

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8日、米華字メディアの多維新聞は「北朝鮮はなぜわざわざ平昌五輪前に軍事パレードを実施したのか」とする記事で、この問題をめぐる各国メディアの報道を紹介した。写真は平壌。

2018年2月8日、韓国・聯合ニュースは、韓国政府筋の話として「北朝鮮が今日午前、首都平壌の金日成広場で軍事パレードを行ったもようだ」と伝えた。米華字メディアの多維新聞は「北朝鮮はなぜわざわざ平昌五輪前に軍事パレードを実施したのか」とする記事で、この問題をめぐる各国メディアの報道を紹介した。

記事によると、今年は朝鮮人民軍創設70年の節目に当たる。注目すべきなのは、1978年から40年にわたり軍創建日(建軍節)を4月25日としてきたが、これが平昌五輪の開会式の前日である2月8日に変更されたことだ。

米CNNは7日、「北朝鮮が軍事パレードで誇示したいのは軍事力だけではない。昨年開発された衛星画像と外交チャンネル監視技術の研究開発を示すことだ」と指摘する。北朝鮮は昨年の軍事パレードを海外メディアに開放したが、今年は数少ない外交官を招待しただけで、映像の配信も制限したという。

NHKは8日朝、北朝鮮が軍事パレードを強行するという見方が強まっているとし、「その場合、射程の長い弾道ミサイルなどを誇示する可能性があり、核・ミサイル開発では米国に一切譲歩しない姿勢をアピールするとみられる」と伝えている。

韓国のテレビ局KBSは8日、「軍事パレードは南北関係にマイナスの影響を及ぼすことになるだろう」と伝えた。

韓国・聯合ニュースは、「厳しい国際制裁を受ける北朝鮮は、軍事パレードの機会を利用して五輪期間中に米国との交渉の機会をうかがっている」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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