労資対立とストライキの時代が到来した中国=シチズン関連工場の記念碑的事件―中国

Record China    2011年12月11日(日) 9時52分

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8日、北米華字ニュースサイト・多維ニュースは記事「中国ストライキ時代の到来―独メディア」を掲載した。写真は下着OEM工場の不当解雇問題で深セン市当局を訪れた女性労働者。

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2011年12月8日、北米華字ニュースサイト・多維ニュースは記事「中国ストライキ時代の到来―独メディア」を掲載した。

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先日、広東省深セン市で、時計製造大手シチズン旗下の冠星精密腕時計ベルト工場で1000人が参加するストライキが起きた。労働者側は休憩などの名目で労働時間としてカウントされていなかった分の残業代を支払うよう求め、認められた。

独ドイチェ・ヴェレは、「中国ストライキ時代の到来」を示す象徴的な事件として、このストライキを報じている。中国では結社の権利が認められておらず、デモやストライキは基本的にすべて非合法となる。労働組合も中国共産党の出先機関という意味合いが強く、労働者の側を向いているとは言い難い存在だ。

こうした状況に労働者側が不満をため込んでいたが、中国当局はこうした問題を解消すべく、労働者側代表と企業側代表が直接交渉できる集団交渉制度の導入を進めている。冠星精密腕時計ベルト工場は、同制度の適用によって政府の仲裁なくして労資が妥結した初めての事例となった。

この記念碑的ストライキをきっかけに、中国は本格的な労資対立、ストライキの時代を迎えるとドイチェ・ヴェレは予測している。(翻訳・編集/KT)

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