人民網日本語版 2018年2月13日(火) 5時0分
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モバイルインターネットやビッグデータなどの新技術を基礎とした、社会の資源を活用して消費者に便利なサービスを提供するシェアリングエコノミーが台頭しており、オンライン配車やシェア自転車などが中国人のライフスタイルを変えている。
近年、中国では「インターネット+」のスタイルの推進が加速しており、そのデジタル経済は成長が著しい。うち、モバイルインターネットやビッグデータなどの新技術を基礎とした、社会の資源を活用して消費者に便利なサービスを提供するシェアリングエコノミーが台頭しており、オンライン配車やシェア自転車などが中国人のライフスタイルを変えている。
2017年はシェアリングエコノミーが急速に発展した一年だった。中国インターネット情報センターがこのほど発表した「第41回中国インターネット発展状況統計報告」によると、昨年12月の時点で、中国のネットユーザーの数は7億7200万人になり、普及率は55.8%に達した。これは、世界の平均水準以上の規模だ。シェアリングエコノミーの中で、代表的な存在なのがオンライン配車やシェア自転車で、ネットユーザーへの浸透率はそれぞれ30.6%、28.6%となっている。
中国工業・情報化部情報センター工業経済研究所の于佳寧(ユー・ジアニン)所長は、「ネットユーザーの約30%がオンライン配車やシェア自転車を利用したことがあるということは、近年、中国のネットユーザーがシェアというスタイルを少しずつ受け入れており、シェアリングエコノミーという理念がすでに浸透しているということ」と分析している。
中国インターネット情報センターの統計によると、17年、中国のシェア自転車のユーザーは2億人を突破した。「シェア自転車+地下鉄」は、すべて行程での自家用車による外出と比較して、中国人の外出効率を約17.9%向上させた。シェア自転車は「家と駅」、「家とバス停」などの「最後の一キロ」の問題を解決してくれた。17年、ユーザーのシェア自転車の走行距離が合わせて299億4700万キロとなり、削減された二酸化炭素の排出量は699万トンに達した。
中国国家統計局サービス業司の許剣毅(シュー・ジエンイー)司長によると、近年、中国のサービス業、新産業、新業態、新スタイルは急速に発展し、シェア自転車、シェア自動車などの新興業界が急速に成長している。旅館業の分野のシェアリングエコノミーも急速に発展しており、17年の市場取引規模は前年比42.6%増の推計125億2000万元(約2128億4000万円)に達した。
中国国家情報センターシェアリングエコノミー研究センターは、今後数年、中国のシェアリングエコノミーは毎年平均約40%のペースで急速に成長すると予想している。そして、20年、シェアリングエコノミーが国内総生産(GDP)に占める割合は20年に10%、25年には20%に達すると予想されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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