中ロがイランに「撃墜した米無人偵察機を見せて」、海外メディアが報道―中国国営メディア

Record China    2011年12月9日(金) 11時54分

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8日、中国国営メディアは、イランが撃墜、回収した米軍のステルス型無人偵察機「RQ−170」について、海外メディアが「中国とロシアが同機を調査したい旨をイラン側に申し入れた」と報じていると伝えた。写真はイランの首都テヘラン。

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2011年12月8日、中国国営新華社通信(電子版)は、イランが撃墜、回収した米軍のステルス型無人偵察機「RQ−170」について、海外メディアが「中国とロシアが同機を調査したい旨イラン側に申し入れた」と報じていると伝えた。

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米国は、イランが「機体に大きな損傷はない」と発表しているこの「思わぬ獲物」を中国やロシアに売却してしまうのではないかと懸念している。米紙ロサンゼルス・タイムズは、中国が今年1月に初飛行を成功させた次世代ステルス戦闘機「殲−20」が90年代末のコソボ紛争で撃墜された米軍ステルス機F−117の技術を盗用した可能性が高いと指摘、今回もイランの手中にある「RQ−170」から中ロに再び最先端の軍事技術が流出することを恐れている。

アラブ系メディアも「今回の事件で最も得をするのは米国と軍事競争を展開する中国とロシア。特に中国にとっては大きな収穫になる」と報道。イランの英字紙テヘラン・タイムズは7日付で「ロシアと中国からイラン上空で最近撃墜された米軍無人機の調査を承諾するようイラン側に申し出があった」と伝えた。

米政府関係者は6日、「RQ−170」は米中央情報局(CIA)の所管であることを認めた。米CBSテレビ(電子版)は7日、米国の専門家や政府関係者の話として、「RQ−170」には自動爆破装置はついていなかったと報道。また、同機は当時、アフガニスタン上空で不穏な動きがないかどうか観察していたのではなく、イラン上空で偵察活動を行っていたとする報道もある。(翻訳・編集/NN)

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