Record China 2018年2月8日(木) 0時20分
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6日、韓国で現職の女性検事がセクハラ被害を暴露するなど「韓国版Me Too運動」が反響を呼ぶ中、平昌五輪の準備が進む現場にもその動きが広がっている。資料写真。
2018年2月6日、韓国で現職の女性検事がセクハラ被害を暴露するなど「韓国版Me Too運動」が反響を呼ぶ中、平昌(ピョンチャン)五輪の準備が進む現場にもその動きが広がっている。韓国・JTBCが伝えた。
記事によると、平昌五輪競技場の警備員のアルバイトを申請した大学生のAさんは、先月30日に現場に配置されるまでは「競技場から最も近い場所で仕事ができて、さらにはお金も稼げる」という思いで胸がいっぱいだったという。
しかし、その夢は1日も経たないうちに破られてしまった。管理を担当した民間のセキュリティ会社のチーム長がセクハラ行動を開始したというのだ。次第にボディタッチが増え始めたためAさんが「礼儀を守ってほしい」と抗議をしたところ、チーム長は両腕で押さえつけるなどして威嚇、その後も「きれいなお姉さんたち、ここで何してるの?」など不快な言葉をかけ続けたとされる。被害は周辺にも及び、少なくとも5人以上の学生がセクハラ被害を訴えたという。結局、Aさんはアルバイトを辞めることにした。
五輪ボランティアらが運営するSNSにも「他のチーム長からセクハラ被害を受けた」などの告発が掲載されているという。
波紋が広がると、同セキュリティ会社はセクハラを行ったと名指しされたチーム長を解雇し、五輪組織委も「状況を把握して必要な措置を取る」と明らかにしている。
これを受け、韓国のネット上では「Me Tooが五輪にも広がったか」と驚く声をはじめ、「解雇が問題じゃない。警察に告発すべき」「法的措置を取るべき。解雇でおしまいじゃない」と対応の甘さへの指摘が目立つ。
文在寅(ムン・ジェイン)政権に対しても「歴代で最も汚い五輪政治」「ムン・ジェアン(韓国語で『災難』の意)に平壌(ピョンヤン)五輪」「そもそも五輪の事前計画からして正当に準備してきたか疑問」といった痛烈な批判が寄せられた。
中には極寒が続く現地の天候を挙げて「こんなに事件が起きてばかりで情けない。開会式に寒過ぎて亡くなる人が出るのではないかと恐ろしい」と懸念するユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)
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