中国の無人機が東シナ海上空を巡航、「他国の領空を侵犯しないよう」専門家が忠告―香港紙

Record China    2011年12月7日(水) 5時48分

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30日、香港紙は、中国海事当局が11月末に無人機を東シナ海の北朝鮮に近い海域まで巡航させることに初めて成功したが、気を付けなければ他国の領空を侵犯し、深刻な外交摩擦を引き起こしかねないと報じた。写真は中国初の空母「ワリャーグ」の模型。

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2011年11月30日、香港紙サウスチャイナ・モーニングポストは、中国海事当局が11月末に無人機を東シナ海の北朝鮮に近い海域まで巡航させることに初めて成功したが、気を付けなければ他国の領空を侵犯し、深刻な外交摩擦を引き起こしかねないと報じた。5日付で中国紙・環球時報が伝えた。

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今回の巡航を成功させた遼寧省の海事当局が明かしたところによれば、彼らはすでに大連に無人機部門と管制センターを開設。頻繁に無人機を近場の海域や海岸部、島しょに飛ばし、リモートセンシング(遠隔探査)データや高解像度画像の収集を行っている。

これに対し、軍用無人機のプロジェクトに関わった経験を持つ教授は、これは地方政府の決定で人民解放軍とは無関係だと強調。無人機の飛ばし方について、気を付けなければすぐに他国の領空を侵犯し、深刻な外交摩擦を引き起こしかねないと忠告する。

非軍事用の無人機は陸地上空の飛行を厳しく制限されており、海上などで飛ばすしかない。だが、海上飛行で気を付けるべきは、他国のレーダーがこれをとらえた時、空軍の無人機であると判別する可能性が高く、挑発行為とも受け取られかねない。同教授はこうした部門の存在自体が「危なっかしい」との見方を示している。(翻訳・編集/NN)

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