「ジャーナリストの任務は党の宣伝」、CCTV新局長発言に波紋―中国

Record China    2011年12月6日(火) 17時10分

拡大

4日、中国国営の中国中央テレビ(CCTV)トップにこのほど就任した胡占凡局長の発言が波紋を呼んでいる。写真は胡氏。

(1 / 2 枚)

2011年12月4日、中国国営の中国中央テレビ(CCTV)トップにこのほど就任した胡占凡(フー・ジャンファン)局長の発言が波紋を呼んでいる。同局長はミニブログ「微博」上で「ジャーナリストの任務は中国共産党の宣伝」、「党の方針をメディアに代弁させることで報道の客観性が失われるという者もいるが大きな誤りだ」などと発言した。米国営放送のボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトが伝えた。

その他の写真

胡氏は1953年生まれ。北京広播学院新聞学科を卒業後、中央人民広播電台副局長、国家ラジオ・映画・テレビ総局副局長、光明日報編集長を経て、先月末にCCTV局長に就任した。同氏は光明日報在籍時から、微博上でたびたび持論を展開。「われわれの論調、われわれのニュースは、永遠にマルクス主義者の手中にある。どんな時も揺らぐことはない」などのつぶやきを連発していた。

これに対し、中国メディア学研究者の焦国標(ジアオ・グオビャオ)氏は「光明日報もCCTVも中立な媒体ではない。胡氏は党の代弁者なのだから、発言を責めることはできない」と指摘。「何も驚くことではない。暴力団が構成員に命じるのと同様、政党は党員に必ずそういう要求をするものだ」と痛烈に皮肉った。(翻訳・編集/AA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携