訪中の野田首相を迎え撃ち?南京大虐殺記念館が例年超える大規模な記念行事―米華字メディア

Record China    2011年12月6日(火) 14時19分

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4日、野田佳彦首相の初訪中の日程がちょうど旧日本軍による南京占領74周年の日とぶつかることから、中国側は例年以上に大々的な記念行事を予定している。写真は4日、南京大虐殺記念館。

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2011年12月4日、野田佳彦首相の初訪中の日程がちょうど旧日本軍による南京占領74周年の日とぶつかることから、中国側は例年以上に大々的な記念行事を予定している。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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野田首相は12、13日に中国を訪問する予定だが、13日はちょうど南京占領74周年の日。中国国営の新華社通信によると、江蘇省南京市の南京大虐殺記念館では5日から13日まで計12の記念行事が行われる。13日には5000人規模の集会も開かれる予定。

この時期にこうした記念行事が行われるのは例年通りだが、今年は74周年と節目の年ではないにも関わらず、例年以上の規模となっていることに記事は注目。南京事件は日中間の非常にデリケートな問題で、記念行事の規模も両国関係に比例して大きくなったり小さくなったりしていることが過去の例から分かると指摘した。

例えば、2008年は胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席が訪日、日本の救援隊が四川大地震で活躍するなど日中間の雰囲気は良好で、この年の記念行事もかなり小規模に抑えられた。では、今の日中関係はどうか。日本メディアは、長崎で先月、中国漁船の船長が領海侵犯で逮捕されたり、三菱重工へのサイバー攻撃問題で中国側に捜査協力を要請しても返事がなかったりと「良好とはいえない」と報じている。

南京事件の記念行事は日中関係の良しあしを表すバロメーターのようだ。野田首相の訪中に合わせてこれほど大規模な行事が用意されているということが、今の日中関係の微妙さを如実に物語っていると記事は指摘している。(翻訳・編集/NN)

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