2018年2月4日、中国のポータルサイトの捜狐に、サッカー選手の最新の市場価値について、中国人トップの張玉寧（ジャン・ユーニン）の200万ユーロ（約2億7400万円）を上回る日本人選手が17人もいると伝える自メディア（新興メディア）の記事が掲載された。

記事は、定期的に選手の「市場価値」を算出・更新しているドイツの「transfermarkt」が公表した最新データで、ドイツのヴェルダー・ブレーメンでプレーするFW張玉寧の市場価値が、中国人選手でトップの200万ユーロだったと紹介した。

その上で記事は、ドイツのボルシア・ドルトムント所属のMF香川真司の1300万ユーロ（約17億8200万円）を筆頭に、イングランド・レスター・シティのFW岡崎慎司、イングランド・サウサンプトンのDF吉田麻也が700万ユーロ（約9億5900万円）、ベルギー・ヘントのFW久保裕也が500万ユーロ（約6億8500万円）、ドイツ・ケルンのFW大迫勇也、ドイツ・マインツのMF武藤嘉紀が450万ユーロ（約6億1600万円）、ベルギー・アンデルレヒトのMF森岡亮太が400万ユーロ（約5億4800万円）、トルコ・ガラタサライのDF長友佑都、フランス・マルセイユのDF酒井宏樹、スペイン・エイバルのMF乾貴士、オーストリア・ザルツブルクのFW南野拓実が350万ユーロ（約4億7900万円）、セレッソ大阪のMF清武弘嗣が325万ユーロ（約4億4500万円）、ドイツ・ハンブルガーSVのDF酒井高徳、オランダ・ヘーレンフェーンのMF小林祐希が300万ユーロ（約4億1100万円）、メキシコ・パチューカのFW本田圭佑、ドイツ・シュトゥットガルトのFW浅野拓磨が250万ユーロ（約3億4200万円）、川崎フロンターレのFW小林悠が230万ユーロ（約3億1500万円）だとし、「市場価値が中国人選手でトップの張は、日本では18番目でしかない」と伝えた。

この話題について、中国のネット上には「日本代表選手の多くが、（スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランスの）欧州5大リーグのクラブで主力として活躍している。韓国にはアジアを代表するソン・フンミンがいる。それに比べて中国は…」と嘆く声が寄せられた。

一方で「市場価値ではなく年俸で見れば、中国代表クラスの選手のほうが日本人より上ではないのか」と、中国クラブの豊富な資金力を指摘する声もあった。（翻訳・編集/柳川）