シーメンス側が謝罪、ドアが閉まらない冷蔵庫の「ハンマー破壊事件」受け―中国

Record China    2011年12月6日(火) 7時5分

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4日、中国のネット著名人、羅永浩氏がドイツの家電大手シーメンス(中国)の北京本社で同社製冷蔵庫をハンマーで破壊し、抗議を行った問題で、シーメンス側が全面的に非を認め、謝罪した。写真は11月20日、冷蔵庫をハンマーで破壊し、同社に抗議する羅氏ら。

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2011年12月4日、中国のネット著名人、羅永浩(ルゥオ・ヨンハオ)氏がドイツの家電大手シーメンス(中国)の北京本社で同社製冷蔵庫をハンマーで破壊し、抗議を行った問題で、シーメンス側が全面的に非を認め、謝罪した。中国の経済紙・第一財経日報(電子版)が伝えた。

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ボッシュ・アンド・シーメンス・ハウスゲレーテ(BSH)中国のRoland Gerke最高経営責任者(CEO)が動画を通じ、「同社製冷蔵庫のドアの閉まり具合にご不満の皆様に謝罪します」とした陳謝した上で、保証期間に関わらず不具合があったすべての冷蔵庫を対象に、すぐに無料出張修理を開始すると述べた。

事の発端は9月27日。羅氏が中国版ツイッター「微博」で、3年前に購入した同社製冷蔵庫のドアが常に半開きの状態になってしまうとして同社に苦情を申し出たが誠意ある回答が得られなかった、とつぶやいた。すると、あっという間にネット上で同社に対する批判が殺到、同じような不満を抱えたユーザーも多数現れた。

これに対し、同社は「ごく一部の製品にこのような現象がみられるようですが、全体的にみれば、シーメンス製の冷蔵庫には何の問題もありません」と回答。だが、これがさらに羅氏やネットユーザーの怒りに火を注ぐこととなり、北京本社前での「冷蔵庫破壊事件」に発展した。

同社はこれを受け、「真面目に反省した結果、重要な事実に気付きました。メーカーとして消費者がこうむったいかなる不便も解決する義務があります。故障率についても、全体的にみて何%という問題ではありません。その消費者にとっては100%なのですから」と全面的に非を認めた。(翻訳・編集/NN)

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