年9千人のパイロットが不足するアジア=インドでは無資格パイロット登場の事態も―英紙

Record China    2011年12月5日(月) 13時32分

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2日、英紙タイムズは、アジアの民間航空業界は今後10年間にわたり年9000人のパイロットが不足するとの国際民間航空機関(ICAO)による試算を報じた。写真は山東省で行われた東方航空のパイロット応募試験。

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2011年12月2日、英紙タイムズは、アジアの民間航空業界は今後10年間にわたり年9000人のパイロットが不足するとの国際民間航空機関(ICAO)による試算を報じた。BBC中国語サイトが伝えた。

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アジア全体のパイロット育成能力は年間5000人だが、需要は1万4000人。毎年9000人が不足する計算となる。今後20年間でアジアは計22万9676人のパイロットを必要としている。2010年時点でのパイロット数は5万344人。

航空安全財団のウィリアム・ヴォス総裁は「20億人が中産階層に参入し、航空機に乗るようになる。人類史上初の事態がついに到来する」とコメントしている。

インドではパイロットを確保できなかった航空会社が、虚偽の証明書で当局を騙し、無資格者に操縦させるというスキャンダルも起きている。また先日、日本・関西空港では、管制官の指示を待たずして中国東方航空機が離陸するという事件も起きたが、英語力の低さが要因になったと見られている。(翻訳・編集/KT)

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