Record China 2011年12月2日(金) 17時47分
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2日、中国吉林省長春市でコカ・コーラ社製の乳飲料を飲んだ親子が中毒症状を起こし、男の子が死亡した事件で、食の安全問題に詳しい専門家が「製造ラインで毒物が混入した可能性がある」との見方を示した。写真は事件と同じ製品。
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2011年12月2日、中国吉林省長春市でコカ・コーラ社製の乳飲料を飲んだ親子が中毒症状を起こし、男の子が死亡、母親も意識不明の重体となっている事件で、食の安全問題に詳しい董金獅(ドン・ジンシー)国際包装協会副会長が「製造ラインで毒物が混入した可能性がある」との見方を示した。中国新聞社が伝えた。
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11月28日夜にコカ・コーラ子会社のミニッツメイドが製造したイチゴ味の乳飲料を飲んだ長春市内の親子が中毒症状を起こした。すぐに救急車で病院に運ばれたが、男の子は死亡、母親は意識不明の重体。警察が飲み残しを調べたところ、毒性の強い殺虫剤が検出された。病院は有機リン中毒の可能性が高いと診断している。
殺虫剤(農薬)は何者かが故意に混入した可能性が高いと董副会長は見ており、混入経路については△原料の段階△製造ライン(原料を混ぜる段階かボトルに詰める段階)△出荷後―のいずれの可能性も存在すると指摘した。
動機についてはコカ・コーラのブランドイメージを傷つけるため、トラブルを抱えた工場作業員のうっぷん晴らし、特定の誰かを殺害するためのいずれかが考えられるとの見方を示している。
董副会長によると、飲料メーカーは原料を仕入れる際に「農薬が入っているかどうか」を調べる義務が課されていない。また、工場の衛生管理も徹底されているはずだが、「どんな規定にも漏れがあるというもの。管理が甘ければ、持ち込めないこともないだろう」と話している。(翻訳・編集/NN)
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