アジアの出生率は世界最低水準、「結婚しない女性」が原因―韓国シンクタンク

Record China    2011年11月24日(木) 20時2分

拡大

21日、韓国のシンクタンク、韓国開発研究院によると、世界222カ国中、出生率が最低な6カ国・地域はアジアに集中している。「結婚しない女性」が出生率を低下させているという。写真は上海で開催されたお見合いイベント。

(1 / 4 枚)

2011年11月21日、韓国紙・朝鮮日報によると、韓国のシンクタンク、韓国開発研究院が先日発表した統計データから、世界222カ国中、出生率が最低な6カ国・地域は韓国、日本、シンガポールなどアジアに集中していることが分かった。その原因はアジアで自立して就業、自活する女性が増加していることにあり、結婚しない女性が増えているという。22日付で国際在線が伝えた。

その他の写真

韓国開発研究院によると、アジアで30歳前後の独身女性が激増している。2010年の35〜39歳の女性における独身者の割合は日本で21.9%、シンガポールで17%、韓国で12.6%。韓国では30歳前後の女性の5分の1が独身ということになり、中でもソウル市は3分の1という高さになっている。

韓国では、高等教育を受け適齢期を過ぎた女性は、結婚をせず子供もいらないと考える人が増えているという。小学校教育しか受けていない女性の生育率は平均3.64人だが、大卒の学歴を持つ女性はわずか1.69人だ。漢陽大学の教授は「女性が結婚を避けるようになったことは出生率低下の重大な原因だ。独身女性の増加を放置すれば、いつまでたっても出生率問題を解決できない」と嘆く。

韓国開発研究院の研究員は「2010年、大学に進学した韓国女性はすでに80.5%と男性の77.6%を超えた。30〜34歳の女性の就業率は52.9%だ。『夫は妻よりも優秀でなければならない』というこれまでの考えを貫くなら、女性のパートナー探しはますます難しくなるだろう」と分析している。(翻訳・編集/渡邊英子)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携