Record China 2011年11月24日(木) 7時1分
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22日、中国紙は、広東省の経済研究院院長の寄稿記事「中国と米国による為替レート戦の政治駆け引きは冷戦より激しい」を掲載した。写真は人民元と米ドル。
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2011年11月22日、中国紙・環球時報は、馬国書(マー・グオシュー)広東共贏経済研究院院長の寄稿「中国と米国による為替レート戦の政治駆け引きは冷戦より激しい」を掲載した。以下はその内容。
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随分長い間、中国は為替レートの問題でできるだけ譲歩するよう努力してきた。だが、果たして最後には米国の「ドル覇権」という食欲を満足させられるのか、問いただしたことはない。米国はたとえ世界中を食べ尽くしたとしてもまだ空腹感を覚えるのではないだろうか。
米国の政治家は、自国も他国も同じ「人類という大家庭」において平等な主権国であることを積極的に認めようとはしない。米国人の為替レート問題における“食欲”はどんなに他国が譲歩しても止まるところを知らないようだ。欧州も日本も「アジアの四小龍」も頑張ったが、米国の食欲を満たすことはできなかった。
中国社会ではずっと為替問題は単に経済学の範疇で解決できるものだと誤解されてきた。適度な譲歩と政治的な協調を保てば、国家の根本利益に関わる問題に発展することはない、と。だが、中国は米国の政治圧力に対し、「いつでも剣を抜く」という覚悟を持つ時が来たようだ。
米国が自ら「ドル覇権」の野望を捨てない限り、この争いは果てしなく続く。悲惨なことに米国の介入が中央銀行や国の財布に及んだ国もある。幸いなことに中国は財布の端がわずかに触られただけだ。だが、この幸せがいつまで続くかは分からない。中国は欧州のようにドル覇権に立ち向かう力を失くす前に米国の悪だくみと対決すべきである。
もうこれ以上、米国に対して一方的にペコペコする必要はない。なぜ豊かな先進国の窮状を発展途上国の貧乏人が救ってやらなければならないのか?中国は為替問題を冷戦よりさらに激しい戦争だとみるべきだ。速やかに剣を抜き、人民元レートを守る戦いに勝たなければならない。(翻訳・編集/NN)
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