2011年11月22日、台湾のアカデミー賞「金馬奨」で最優秀主演男優賞にノミネートされているエディ・ポン（彭于晏）が、作品への思いを語った。NOWnewsが伝えた。

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開催中の金馬奨は今月26日に授賞式が行われる。注目の最優秀主演男優賞では、今夏大ヒットした映画「翻滾[口巴]！阿信（Jump！Ashin）」のエディ・ポンがノミネート。中国の大物俳優グォ・ヨウ（葛優）、香港スターのアンディ・ラウ（劉徳華）といった強敵が居並ぶ中、受賞に最も近いのでは？と前評判も高くなっている。

「翻滾[口巴]！阿信」は、元男子体操選手で現コーチの林育信さんの実話を映像化したもの。子供の頃から憧れていた体操選手を目指しつつ、母親との葛藤から不良になって大暴走し、一番の親友の死をきっかけに再起するまでを描いたストーリー。エディは体操選手を演じるため、体脂肪率を6％まで落として体を鍛え抜き、林育信さんから3カ月にわたって 1日12時間の特訓を受け撮影に臨んだ。

まさに「自分の命をかけて演じた」という同作だが、苦労を実らせ台湾だけで興行成績7200万台湾ドル（約1億8000万円）を超える大ヒット。この映画を「いま挫折を感じている人にぜひ観てほしい」と語るエディは初の金馬奨ノミネートについて、「すべての若手俳優に言いたいのは、努力さえすれば、こんな賞にも手が届くということ」と話している。26日の受賞当日は平常心で臨みたいという。（翻訳・編集/Mathilda）