Record China 2011年11月22日(火) 5時39分
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17日、「南シナ海問題の国際化は免れない」と題した記事を中国人ブロガー、尹鴻偉(イン・ホンウェイ)氏がブログサイトに掲載した。写真は08年2月、南シナ海で対テロ演習を行う中国の南シナ海艦隊。
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2011年11月17日、「南シナ海問題の国際化は免れない」と題した記事を中国人ブロガー、尹鴻偉(イン・ホンウェイ)氏がブログサイト・網易博客に掲載した。以下はその内容。
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第19回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議がインドネシアのバリ島で開催され、フィリピンなどの首脳から南シナ海問題に関する独自の提案が相次いで上がった。フィリピンは実効支配域の防衛強化や武器の大量購入、米国への積極的な接近を図っているほか、ベトナムはインドと共同で資源開発を行うことを表明、中国の警戒を招いている。
南シナ海問題はもはや中国と関係各国が自力で解決できる問題ではなくなっている。その背後に米国が控えているからだ。2009年以降、米国は「東南アジア回帰」の約束を実践してきた。中国のこの地域における核心利益の多くが南シナ海にあることを熟知しており、これを突破口としたかったのだ。
ベトナムやフィリピンを始めとする各国は単独ではなく、ASEANとして中国と交渉したい。一方、米国は関係各国と結束し、中国に対抗するという構図を構築したい。ここ数年、インドの介入を含めたフィリピンなど各国の動きはすべて米国のこの方針を基に展開していると言っても過言ではない。
彼らは米国の戦略に迎合し、中国の発展を阻もうとしている。もちろんそれを通じて相応の政治的、経済的利益は得るつもりだ。米国も南シナ海への積極関与だけでなく、何とかして日本、韓国、インド、オーストラリアなど関係のない国まで引き入れようとしている。
実は中国とベトナムは2000年にトンキン湾の国境画定問題で合意、合同パトロールも行っている。これは中国が話し合いのできない国ではないことを証明するものだ。高官も頻繁に訪問し、十分な寛容と善意を示している。話し合いが進まないのは歴史的な要因もあるが、互いに譲らないからだ。一部勢力は平和的解決に対する自信をなくしている。
中国は軍事力や武力手段だけに頼って南シナ海問題を解決することはできない。政治、経済、外交、文化、軍事などあらゆる手段を同時に駆使する必要がある。譲歩するにしろ、勝ち取るにしろ、中国にとっては大きな試練だ。ならば、関係各国と平和的な話し合いを行い、共同開発の道を歩むことが上策ではないかと筆者は考える。(翻訳・編集/NN)
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