人民網日本語版 2018年1月24日(水) 8時0分
拡大
2017年に世界で生み出された富の82%を最も豊かな1%が独占し、世界の貧しい半分の37億人が手にした富の割合は1%未満だったことが明らかになった。写真は中国。
「世界で貧富の差がさらに拡大している」。スイスのドイツ語放送局SRFの22日の報道によると、英国の国際協力団体オックスファムがこのほど発表した最新の報告書で、2017年に世界で生み出された富の82%を最も豊かな1%が独占し、世界の貧しい半分の37億人が手にした富の割合は1%未満だったことが明らかになった。環球時報が伝えた。
この「資産ではなく労働に報酬を」と題する報告書は、クレディ・スイスの世界の富に関する報告書と米経済誌フォーブスの2017年長者番付のデータに基づくもの。同報告書によると、17年には世界の富裕層の資産増加額は7620億ドル(約84兆5000億円)に上り、資産額10億ドル(約1110億円)以上の富裕層は2043人に増え、増加幅は過去最高だった。
また同報告書によると、世界で最も豊かな42人が手にする資産は、世界で最も貧しい37億人が手にした資産の合計に相当する。富裕層10人のうち男性が9人を占める。女性は長期にわたり男性より賃金水準が低く、雇用が不安定だ。富豪の蓄財の手段には疑問があり、貧富の差を拡大させる原因は富裕層の税金問題、企業の政策への影響力、労働者の権利の衰退、企業のコスト削減などだ。
オックスファムは各国政府に対し、累進課税制度の導入、企業管理職の所得制限を行うとともに、「タックスヘイブン」を共同で摘発して、富の平等さを実現するよう呼びかけた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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