若い出稼ぎ労働者は「自分への投資」が最優先、消費生活様変わり―中国

Record China    2011年11月16日(水) 10時44分

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14日、中国では農民工(出稼ぎ労働者)の消費生活が変わりつつある。一人っ子世代の若い農民工の間には、「自分への投資が最優先」との考えが広がっている。写真はバレンタインデーに河南省の観光地に集まった新生代の農民工。

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2011年11月14日、中国では農民工(農村から都市の出稼ぎ労働者)の消費生活が変わりつつある。かつては寝る間を削って重労働に耐え、故郷への仕送りに励むイメージが強かった農民工。しかし、一人っ子世代の若い農民工の間には、「自分への投資が最優先」との考えが広がっている。旺盛な消費意欲と人口の多さに、「世界経済の救世主」と期待する声さえ出ている。国際先駆導報が伝えた。

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広東省東莞市で働く江西省の農村出身の金さんは25歳。もらったばかりの月給3000元(約3万6000円)のうち、1000元(約1万2000円)以上を新しい携帯電話を買うのに使ってしまった。家賃と生活費を引けば残りはわずか。それでも金さんは「携帯を買わなかったとしても、給料の大半はカラオケやインターネットに消えてしまう」と話す。貯金もなく結婚もしていない彼だが、「自分を苦しめるのだけはいや」だそうだ。周りにもこういう人は多いという。

80〜90年代生まれの農民工は約1億4000万人。出稼ぎ者全体の6割を占める。浙江大学の調査によると、これら新世代の農民工の消費意欲はすさまじい。高級品や流行品、レジャーに対する関心が高く、ほぼ100%が自分の携帯電話を持ち、自分専用のパソコンを持つ人も多い。さらに山東省が昨年行った調査によると、かつては収入の6割近くを仕送りに回す農民工が多かったが、新世代では逆に6割以上を自分のために使っているという。(翻訳・編集/AA)

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