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米カリフォルニア州の高速鉄道計画、なぜ中国に水を開けられたのか―米メディア

Record China    2018年1月22日(月) 7時40分

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20日、米ビジネスメディアのQuartzは、米カリフォルニア州の高速鉄道計画について、「なぜこれほど中国の高速鉄道に水を開けられてしまったのか」とする記事を掲載した。写真は中国の高速鉄道。

2018年1月20日、中国メディアの参考消息網によると、米ビジネスメディアのQuartzは、米カリフォルニア州の高速鉄道計画について、「なぜこれほど中国の高速鉄道に水を開けられてしまったのか」とする記事を掲載した。

カリフォルニア州の高速鉄道計画は、工期の遅れと建設費の増大が問題となっている。08年の計画当初の建設予算は約400億米ドル(約4兆4300億円)。しかし、その後コストは膨れ上がり、16年には640億米ドル(約7兆886億円)に達した。今後さらに上乗せされる見通しだ。建設主体責任者は「土地収用の費用がかさんだ。ひどい状況だ」と説明する。同州は29年の第1期区間開業を目指しているが、見通しは芳しくない。

一方、中国の高速鉄道は急速に技術を高め、鉄道網を拡大している。初めて北京―天津間の120キロで開通して以降、10年で総延長2万2000キロに達した。25年までにさらに1万5000キロ増やす計画だ。中国誌「経済学家」は先月、北京、上海広州などの大都市・人口過密地域を高速鉄道で結ぶことで、沿線の地方都市や農村からスムーズに労働力と消費者を得ることができ、都市部の負担を軽減できると指摘した。

中国はまさに「高速鉄道経済」が成長の真っ最中だ。カリフォルニア州はなぜここまで引き離されてしまったのだろう。(翻訳・編集/大宮)

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