人民網日本語版 2018年1月23日(火) 6時50分
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2017年の社会消費品小売総額は36兆6000億元に達し、前年同期比10.2%増となっており、14年間連続で二桁の成長率を実現している。最終消費支出の経済成長への寄与率は58.8%で、4年連続で経済成長を促す最大の原動力となった。写真は中国のスーパー。
中国商務部市場運行司の責任者は19日、2017年度の中国消費市場動向の状況について紹介した。中国国家統計局のデータによると、2017年の年間を通した社会消費品小売総額は36兆6000億元に達し、2016年と比較し3兆4000億元純増の同期比10.2%増となっており、14年間連続で二桁の成長率を実現している。最終消費支出の経済成長への寄与率は58.8%で、4年連続で経済成長を促す最大の原動力となった。人民日報が伝えた。
商務部市場運行司の責任者が挙げた2017年度の中国消費市場における主な特徴は以下の通り。
1.小売業のイノベーションモデル転換の効果が明らかになり、オンラインオフラインが融合して発展
現在小売り企業は積極的にモデル転換とグレードアップを図っており、インターネットやビックデータ、人工知能(AI)といった新技術と伝統的な小売りを深く融合させ、消費市場に十分な活力を与えている。
2.農村部と中部・西部の発展の加速が消費市場の不均衡なバランスを引き続き改善
農村部の社会消費品小売額が初めて5兆元を突破。西部地区の重点小売り企業の年間を通した売上高は東部に比べ0.5ポイント、中部に比べ0.4ポイント上回った。
3.消費構造のアップグレードの加速とハイクオリティー商品とサービスへのニーズが旺盛に
グリーンやスマート、ミドル・ハイレベル商品の売り上げが目立った成長を見せ、シェアスタイルの消費や体験型消費がスピーディーな発展を遂げた。
4.消費価格の穏やかな上昇
2017年の中国の住民消費価格は同期比1.6%増となっており、上昇幅は前年同期比で0.5ポイント縮小しており、年間を通じて基本的に安定した変動を見せている。
市場運行司の責任者は中国経済がハイクオリティーな発展への歩みを進めるのにともない、中国の消費もまたニーズの多元的な発展や規模の継続した拡大、構造の最適化とアップグレードの発展が新たな段階に進んでいるとし、2018年の消費市場も引き続き安定してややスピーディーな発展状況になるとの見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/TG)
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