カダフィ大佐死亡の隠ぺいに必死、ラジオのチャンネルを中国製接着剤で固定―北朝鮮

Record China    2011年11月4日(金) 16時48分

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2日、北朝鮮当局がリビアのカダフィ大佐が死亡したニュースを国民に知られないよう、中国製の接着剤を使って国中のラジオのチャンネルを自由に回せないようにしていることが分かった。写真は6月、リビア・ベンガジで起きた反体制派による車の焼き打ち。

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2011年11月2日、韓国紙・中央日報によると、北朝鮮当局はリビアのカダフィ大佐が死亡したニュースを国民に知られないよう、中国製の接着剤を使って国中のラジオのチャンネルを自由に回せないようにしている。

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記事によると、カダフィ大佐が死亡してから10日以上経つが、北朝鮮国民の大多数はそのニュースを知らない。同大佐が死亡した10月20日、北朝鮮では韓国のテレビドラマなど海外のCDやDVDの流入を取り締まる機関「109常務」がただちに大規模な「接着剤作戦」を開始。一般家庭だけでなく幹部専用車についているラジオまでその対象となった。

「109常務」は最近では韓国哨戒艦「天安」号の沈没事件や延坪島砲撃事件の情報も流入しないよう取り締まりを行っている。北朝鮮の事情に詳しい筋によると、それでも何らかの形でカダフィ大佐の死亡を知り、議論を行った女子医大生1人と市民7人が労働教養所に送られた。このほか、この件を話題にした女子中学生の両親が処罰を受けた。

北朝鮮の人口は約2500万人だが、そのうち100万人以上が海外のラジオ放送を隠れて聞いているとみられている。こうした状況について、記事は「北朝鮮政府は情報統制が不可能となっており、海外のラジオ放送が人々の現政権への忠誠を打ち砕いている」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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