村は老人と子供ばかり、「農民不足」が各地で深刻化=出稼ぎで人口流出―中国

Record China    2011年11月1日(火) 7時3分

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27日、中国で「農民不足」が深刻化している。急速な経済発展により、働き盛りの世代の多くが都市部へ出稼ぎに出ているためだ。写真は四川省広安市の農村に残された老人と子供。

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2011年10月27日、光明日報によると、中国で「農民不足」が深刻化している。急速な経済発展により、働き盛りの世代の多くが都市部へ出稼ぎに出ているためだ。両親が子供を残して故郷を離れるケースも多く、全国各地で村の高齢化が深刻化している。

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「留守番の子供を数に入れないのなら、村に住む働き手で一番若いのは46歳の夫婦だな」。河北省崇礼県獅子溝郷西毛克嶺村の人口は現在458人。うち常住人口は216人。村人の多くは都市部へ働きに出ており、60歳以下の働き手は数えるほどしかいない。山西省臨汾市永和県趙家溝村も状況は同じ。人口234人のうち、常住者はわずか130人。ほとんどが老人と子供である。

中国国務院発展研究センターが06年に実施した調査によると、対象となった2749村のうち74%が「出稼ぎに出せるような余剰労働力は残っていない」と答えた。5年たった今、農村の労働力不足はより深刻化しているとみられる。

さらに懸念されるのが農村の高齢化だ。山西省永和県のある村では、1990年代に800人以上いた小学生が、07年には200人前後、09年には90人にまで激減した。一人っ子政策に高齢化、出稼ぎによる人口流出が、農村の過疎化に追い打ちをかけている。(翻訳・編集/AA)

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