中国人の名字は4100種類、過去に2万種類が消滅

2007年2月5日、中国科学院遺伝発育研究所は、中国で現在使用されている名字が4100種類であるとの調査結果を公表した。今回の調査は、華夏姓氏源流研究センターの袁義逹（ユゥアンイーダー)主任が中心となり2年間にわたって行われたもの。袁主任はその結果から「中国姓氏通算」を完成させた。

袁主任によると、「中国姓氏通算」とは、中国人の名字を数が多い順にまとめたもので、中国史上初めての試みであるという。調査のサンプル数は約3億にも及ぶ膨大なもので、基本的に中国全土を網羅している。今回の調査で、歴史的に見ると2万4000個以上の名字が確認できるが、現在使用されているのは4100個しかないということがわかった。言い換えるならば、中国ではこれまでに約2万個の名字が消滅したことになる。

また、調査結果から中国人の名字ベスト3は、李（リー）さん7．4％、王（ワン）さん7．2％、張（チョウ）さん6．8％となっている（割合は全体比）。