サッカー視察団が日本から帰国、「実力の差がやっと分かった」と団長ため息―中国紙

Record China    2011年10月28日(金) 14時48分

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23日、中国の国家体育総局の蔡振華副局長を団長とするサッカー視察団が日本から帰国。蔡副局長は「日本との差は思っていた以上だった」と述べた。写真は8日、山西省で開かれたU−22国際親善試合の対ブラジル・パルメイラス戦で0−3で負けた中国チーム。

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2011年10月23日、中国の国家体育総局の蔡振華(ツァイ・ジェンホア)副局長を団長とするサッカー視察団が日本から帰国。蔡副局長は「日本との差は思っていた以上だった」と感想を述べた。27日付で東方早報が伝えた。

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中国が送り込んだのは全員が国務院(政府)サッカー調査研究チームのメンバー。これまで10数年にわたり、サッカー協会主体で日本への視察を続けてきたが、全く効果がないことに業を煮やしたのか、今回は政府関係者でそろえた。

記事によると、今回は日本側の本気度も違ったようだ。中国側に渡す資料が初めて英語併記から中国語併記に変わった。「ライバルにも強くなってもらいたい。自分たちだけが強ければよいとは思っていない」との言葉通り、日本側は持っているすべての知識や経験を中国側に教えようとしたという。

これに応えるかのように、中国側は今回初めて日本側の教えを素直に聞いた。日本サッカー協会関係者は「今までは何でも『中国とは国情が違うから』と取り合わなかった。両国の社会制度が違うのは分かるが、国情の違いは理由にならないし、口に出してはいけないこと。それを今回は一言も発しなかったので、良かったと思う」と語った。

蔡副団長は日本で開いた記者会見で、「実力の差を実感した。選手のレベルもそうだが、組織としての差も痛感した」と指摘。韋迪(ウェイ・ディー)同局サッカー管理センター主任も「深い感銘を受けた。日本サッカーの管理方法は大いに参考になった。彼らの今日があるのは今までの努力があったからだ」と述べた。(翻訳・編集/NN)

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