中国でバラエティー番組の制限令、米国ならば免れるのは天気予報ぐらい―海外メディア

Record China    2011年10月27日(木) 17時14分

拡大

26日、中国でバラエティー番組に対する制限令が公布されたことについて、米メディアは「もしこれが米国なら、公共放送局と国会チャンネル、天気予報以外は見られないことになる」と報じている。写真は湖南衛星テレビの人気バラエティー番組「天天向上」。

(1 / 4 枚)

2011年10月26日、中国で放送メディアなどを管轄する国家広播電影電視総局(広電総局)が衛星テレビ局などのバラエティー番組に対する制限令を公布したことについて、環球時報(電子版)は各国メディアの報道内容を伝えた。米メディアは「もしこれが米国なら、公共放送局と国会チャンネル、天気予報以外は見られないことになる」と報じているという。

その他の写真

広電総局の公布したバラエティー番組制限令は、来年1月から衛星テレビ局がゴールデンタイム(午後7時半〜10時)に放送を認められるバラエティー番組は2番組までとし、さらに視聴者の道徳観念を高める番組を増やすよう要求している。

制限令について、AFP通信は「中国の地方テレビ局はここ数年、若い世代を引きつける番組作りによってスポンサーの広告費をつり上げてきた」と報道。英紙ガーディアンは、制限令はテレビ視聴率の低下を招くだろうとした上で、「海外テレビ番組の視聴が可能なネットサイトに人気が集まり、大きく発展する可能性がある」との業界関係者の言葉を紹介している。

また、ロイターは「中国では違法コピーが氾濫しているため、制限令は海賊版DVDや動画サイトによって簡単に打ち破られるだろう」と予測。米ニュースサイト、ビジネスインサイダーは「もし米国で発令されたら、制限を免れるのは公共放送サービス(PBS)と国会チャンネル(C−SPAN)、天気予報しかない」と報道している。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携