日本が「中国包囲網」形成に本腰、東南アジア各国と連携強化―中国メディア

Record China    2011年10月26日(水) 11時17分

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25日、日本政府が推し進める東南アジア諸国との積極外交について、南シナ海の領有権を強硬に主張する中国への「包囲網作りだ」と中国メディアが警戒感を示している。写真は昨年3月、青島市で行われた海軍新兵入隊式典。

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2011年10月25日、日本政府が推し進める東南アジア諸国との積極外交について、南シナ海の領有権を強硬に主張する中国への「包囲網作りだ」と中国メディアが警戒感を示している。アジア通信社が運営する華字サイト・日本新聞網の報道として中国新聞網が伝えた。以下はその要約。

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日本政府が最近、「南進戦略」を推進している。まずはフィリピン政府に対し、同国の沿岸警備向上のための資金提供や海上防衛での連携強化を約束。さらにベトナムとは海洋戦略の安全保障に関する協議の定例化などを盛り込んだ覚書を交わし、南シナ海の領有権をめぐって対立する中国を多国間でけん制していくことを確認した。12月には野田佳彦首相がインドを訪問し、インド洋での日本船舶の安全航行や貿易・投資の拡大について同国首脳と協議する予定となっている。

こうした一連の外交戦略は南シナ海問題に積極的に介入しようとする日本政府の姿勢を示すものであり、同海域における日本の権益を確保する狙いであることは明らか。野田首相は12月に中国も訪問する予定だが、南アジアから東アジアにかけて中国をぐるりと囲む「戦略的包囲網」はその前に完成する見込みだ。これにより日中両国の関係はさらに複雑になるだろう。(翻訳・編集/本郷)

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