Record China 2011年10月22日(土) 7時4分
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18日、ワシントンを訪問したシンガポールのリー・クアンユー元首相は、「中国は急いで米国を超え世界の指導者にはならない。しかし、中国と米国は太平洋の両岸の国として協力の道を模索する必要がある」と述べた。写真はワシントン。
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2011年10月20日、AFP通信によると、「シンガポール建国の父」リー・クアンユー(李光耀)元首相はこのほどワシントンを訪問した際に「中国はすぐさま米国を超え世界のリーダーにはならないが、米中は太平洋の両岸の国として協力の道を探す必要がある」と述べた。環球時報(電子版)が伝えた。
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シンガポールを眠っていた港から世界経済の中心へと発展させた元首相は18日、ワシントンのフォード劇場でエイブラハム・リンカーン賞を授与された。受賞の席のスピーチで、リー元首相は「歴史を見ると、例えば中国のような大国が飛躍する際、すでに覇権をにぎる大国に挑戦し、戦争が起こり得るが、中国と米国の間で戦争が起こる可能性はもうないだろう。なぜなら、この両国は核兵器を所有しており、中国はすぐさま米国に代わる世界のリーダー的な大国にはならないからだ。急いでそのような地位を担えば、負担が増えるだけだ」と述べた。
また、「中国は20カ国・地域(G20) の組織機関の中で何の心配もない。なぜなら、彼らの観点は真剣に対応され、経済利益の獲得も保障され、その上、組織の責任と義務は20カ国が共同で分担しているからだ」と述べ、米国の経済は苦境に直面しているが、実力は依然として強いと指摘した。
しかし、「米国は最終的に中国とその地位を分かち合わなければならない」とも指摘し、「米国は中国の飛躍をゼロサムゲームと見なさず、方法を模索し中国と協力するべきだ。定期的な対話で、お互いの気掛かりな点を話し合いで取り除く必要がある」と述べた。(翻訳・編集/若林亜希)
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