中国の海軍力、米国に次いで世界第2位に―米軍事専門誌

Record China    2011年10月20日(木) 22時24分

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17日、米国に次いで世界第2位の海軍力を保持する中国は、東南アジアの国々にとって大きな脅威になっていると米軍事専門誌が指摘した。写真は9月、北京の軍事博物館に展示された純金製のワリャーグの模型。

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2011年10月17日、米の軍事専門週刊誌ディフェンス・ニュース(電子版)は、「遠海にまで意欲を見せる中国海軍」と題し、米国に次いで世界第2位の海軍力を有する中国の軍備に関する記事を掲載。18日付の新華網が伝えた。

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中国初の航空母艦「ワリャーグ」の試験航行は、中国が空母を保有することに懐疑的だった米国の軍事アナリストを驚かせた。ヘリテージ財団の中国専門家、ディーン・チェン研究員は「中国人がまた否定的な態度の人間をパニックに陥れた」と表現。上海交通大学国際戦略研究センターの専門家も「空母の登場でこれまでより遠方の海上への輸送が可能になった」と話す。しかし、空母を持たなくても、今の中国は米国に次いで世界第2位の海軍力をすでに有している。

現在、中国は60隻の潜水艦と25隻の駆逐艦、45隻の小型フリゲート艦を保有。欠けていたのは長距離輸送能力だった。中国が空母を所有したことで東南アジアの、とりわけ中国と領海をめぐって対立しているフィリピンとベトナムの緊張は一気に高まった。しかし、40機の戦闘機しか搭載できない「ワリャーグ」1隻が実際に軍事行動に出たとしても、日本や米国の潜水艦がそれを阻むことになるだろう。

ベトナムも中国に対抗するためキロ級ディーゼル潜水艦を6隻購入した。オーストラリア国防大学(ADFA)のカール・セイヤー教授は「中国が東シナ海で軍事作戦を展開するためには3隻から4隻の空母が必要。だが米国は11隻の空母でこれを阻止するだろう」と指摘している。(翻訳・編集/本郷)

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