ひき逃げ被害の2歳女児が危篤、医師団は「脳死に近い状態」―広東省仏山市

Record China    2011年10月20日(木) 19時6分

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20日、広東省仏山市のひき逃げ事件の被害者・悦悦ちゃん(2)が危篤状態に陥った。写真は19日、治療を受ける悦悦ちゃんとそれを見守る家族ら。

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2011年10月20日、広東省仏山市のひき逃げ事件の被害者・悦悦ちゃん(2)が危篤状態に陥った。広州のニュースサイト・大洋網が伝えた。

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悦悦ちゃんが入院している広東省広州市軍区広州総医院が病状報告会で明らかにした。それによると、悦悦ちゃんの脳機能はほぼ回復不可能な状態となっており、専門家チームは「脳死に近い状態」と診断した。

同医院神経外科の王偉民(ワン・ウェイミン)主任と救命救急科ICUの蘇磊(スー・レイ)主任によると、悦悦ちゃんは循環器系の機能の悪化が続いたため、18日晩から昇圧剤(血圧を上げる薬)の量を増やした。だが、19日午前11時43分(現地時間)に心肺停止。40分におよぶ蘇生処置の末、命は取り留めたが、その後も不安定な容体が続いた。同日午後からは腎機能の低下による尿量の減少が見られた。この時、悦悦ちゃんの脳機能の回復はほぼ絶望的となった。

医師団は20日早朝、悦悦ちゃんの両親に危篤通知書を出した。主治医は「現在もかなり危険で予断を許さない状態。だが、望みを捨てず、力を尽くしたい」と話している。悦悦ちゃんは13日夕、路上で車にはねられたが、通行人18人に素通りされた。さらに別の車にもひかれた後、ようやく助けられたがすでにひん死の状態となっていた。(翻訳・編集/NN)

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