睡眠不足が過食、肥満を招く理由―シカゴ大学研究チーム

Record China    2011年10月22日(土) 12時1分

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19日、睡眠不足と肥満に関連性があるのをご存じだろうか?このほど、米シカゴ大学の研究チームが、興味深い発表を行った。睡眠不足で食欲が必要以上に増進し、満腹感を感じにくくなり、脂肪の蓄積が推進される…つまり、「太る」ことになるという。資料写真。

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2011年10月19日、睡眠不足と肥満に関連性があるのをご存じだろうか?このほど、米シカゴ大学の研究チームが、睡眠時間と肥満のメカニズムについて興味深い発表を行った。中国・家庭医生オンラインの報道。

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睡眠不足がある種のホルモン分泌に変調をきたすと、食欲が必要以上に増進し、満腹感を感じにくくなり、脂肪の蓄積が推進される…つまり、「太る」ことになる。これは同研究チームによる実験で証明された事実なのだ。

チームはある2グループに、異なる睡眠時間を設定してしばらく生活してもらった。1組は1日5時間半、もう1組は8時間半の睡眠をとる。結果、睡眠時間の短いグループの人々は1日当たりの平均摂取カロリー量がもう1つのグループよりも221キロカロリー上回った。221キロカロリーを余分に摂取する生活が2週間も続くと、体重1kg増に相当するカロリーになる。また、睡眠時間の短い人ほど、甘いものやジャンクフードへの飢餓感が強まることもわかった。

深い睡眠の最中、体内では生長ホルモンが分泌され、脂肪の分解やエネルギー消費が進む。つまり、睡眠が不足すれば、逆に脂肪が体内に蓄積する結果となる。蓄積する箇所は主に腹部、臀部、大腿部だ。

この調査では、25〜30歳の女性の平均睡眠時間は1日当たり6時間40分。調査対象のうち、3割が6時間以下と回答したが、彼女たちの肥満率は6時間以上の睡眠をとる女性たちよりも30%も高かった。

専門家が推奨する理想の睡眠時間は7時間半。しかしこれには個人差があり、睡眠不足を感じるならばやはりその人にとっての睡眠が足りていないことになり、仮に7時間半以上眠っていても、ホルモンバランスが崩れることには変わりない。自分にとっての適正な睡眠時間を導き出すには、ベッドに入る時間を15分ずつ調整して、最適な時間を調整すべきだとしている。(翻訳・編集/愛玉)

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