<中国気になる話>上海地下鉄、追突事故後も故障頻発、6日間で7回!信号システムに欠陥か

Record China    2011年10月19日(水) 12時12分

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19日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、上海市地下鉄で故障が頻発している問題を取り上げた。死傷者が出るような事故ではないが、6日間で7件もの故障が確認されている。写真は上海市地下鉄10号線。

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2011年10月19日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、上海市地下鉄で故障が頻発している問題を取り上げた。

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上海市で地下鉄追突事故が起きたのは2011年9月27日のこと。あれからまだ3週間しか経っていないのに、温州経済危機やら新たなトピックがわいてきたため、もう随分と昔のことのように感じる。

そうはいっても問題が解決したわけではない。事件後も上海の地下鉄は故障を頻発させている。10月18日、東方網は記事「上海市地下鉄、6日間で7回も故障を連発」を掲載した。

7件の事故は以下のとおり。

・10月13日午後8時、上海地下鉄8号線で設備の故障。一部区間で速度制限。

・10月14日午前8時、1号線で設備故障。問題の列車は回送に。

・10月14日午前9時、地下鉄8号線で設備故障。

・10月15日午後10時、地下鉄4号線で設備故障。一部区間で速度制限。

・10月17日午後2時半、2号線で故障。速度制限。

・10月18日午後2時半、3号線で故障。一部区間で速度制限。

・10月18日午後、地下鉄4号線で故障。ゴムの焦げた臭いがしたため、金沙江路駅ではホームの客が避難した。地下鉄側はブレーキの摩擦によるものと説明。

8件の事故がすべて同じ原因かどうかについてはわからないが、以前から取りざたされている信号システムの誤作動が起きているケースが複数あるようだ。例えば17日の事故は車載信号システムが誤作動し、「トラブルあり」とのシステムが認識している状態になったとのこと。システムを再起動しても回復しなかったため、自動列車制御装置(ATC)をカットし、時速20キロ以下に制限して走行したという。

7月23日の温州高速鉄道追突事故も最終報告書は発表されていないが、信号システムにトラブルが生じたため制御システムをカット、その上で速度を上げて事故った可能性が高い。信号システムの欠陥究明も進められているはずだが、まだ対応できていないということだろうか。

ちなみに16日には広東省広州市でも地下鉄が故障している(明鏡)。こちらは信号システムではなく、走行中に突然停電、ストップしてしまったというもの。約10分で回復したそうだが、車内では外国人乗客が神に祈りをささげ、あたかも死を覚悟したかのようだったという。(筆者:chinanews)

■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。

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