2011年10月14日、米調査会社IHS iSuppl社はこのほど、中国の自動車電子業界に関する最新リポートで、中国の自動車電子部品の2011年の売上高が前年比9．7％増の192億米ドルと2けたに近い伸びになると予想した。中国メディアが伝えた。

中国の一般的な自動車は電子システムにかけるコストの比率が40％に上る。多くの車種が複雑な電子システムを採用し始めており、2015年の市場規模は299億米ドルに拡大するとの見方を示した。

また、東風汽車と日産、広州汽車とホンダ、北京汽車とダイムラーなどの合弁企業がけん引役となって、中国で主要部品の製造・設計の現地化が加速していると指摘。世界の自動車電子市場における中国のシェアは現在20．6％だが、近い将来にそのシェアがさらに拡大し、存在感が高まると予想した。（翻訳・編集/JX）