北京でタクシー乗車難が深刻化、車両不足とガソリン高騰のダブルパンチ―中国

Record China    2011年10月12日(水) 6時45分

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11日、北京市でタクシーの乗車難が深刻化していることが分かった。空車のタクシーを見かけないばかりか、ようやく止まったタクシーに乗車拒否されることもしばしばだ。専門家は慢性的なタクシー不足に加え、ガソリン価格の高騰が原因と指摘している。

2011年10月11日、北京市でタクシーの乗車難が深刻化していることが分かった。空車のタクシーを見かけないばかりか、ようやく止まったタクシーに乗車拒否されることもしばしばだ。専門家は慢性的なタクシー不足に加え、ガソリン価格の高騰が原因と指摘している。中国の各メディアが伝えた。

市内に住む会社員の女性は、「帰宅ラッシュの時間は特にタクシーがつかまらない」と話す。ようやく止まってくれても運転手に自宅の場所を告げると、一言「行かない」と言われるだけで、最近は特に乗車拒否がひどいと憤る。

北京伝知行社会経済研究所の由晨利研究員は、「北京のタクシー不足は今に始まったことではない」と述べ、人口の増加スピードにタクシー台数の増加が追いついていないためだと説明する。市内の正規タクシーは過去15年間で1000台も増えておらず、90年代末からずっと6万6000台程度なのだという。

さらに今年はガソリン価格が高騰したことから、渋滞する繁華街に行くのを拒否したり、帰りの客が拾えない長距離の移動を嫌がる運転手が増えていると指摘。2010年は93号ガソリンが1L7元しなかったが、現在は7.85元まで値上がりしており、ガソリンを浪費しないよう渋滞するピーク時間帯に営業しない車両が増えたため、タクシー不足が一層深刻化したように感じると分析している。(翻訳・編集/JX)

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